ヨガについての誤解

ヨガは修行の一環として、サマディと言われる
「心の働きを止滅する」
ことを目的行われてきた心身の鍛錬法です。
しかし、ホットヨガやパワーヨガといった
ヨガがカルチャースクールやスポーツクラブで
フィットネスの一つとして世界的に普及・支持されるようになったことから、
ヨガに対して大きくは「2つの誤解」が生まれました。

 

誤解の一つは、ヨガは女性用フィットネスで、
ダイエットのためのエクササイズであるとの誤解です。
わが国の場合、
カルチャースクールやスポーツクラブなどが
女性を対象にしたキャッチコピーでヨガ教室の
集客を図ってきた経緯があることもあって、
ヨガは女性のフィットネスやエクササイズとの誤解を生じたのでしょう。
しかし、ヨガ誕生の地とも言うべきインドでは、
ヨガの修行者は全員男性です。
本来のヨガは女性よりも
男性向けの修行法や鍛練法であることを理解しておきたいものです。

 

二つ目は、ヨガは柔軟体操と同じで体の柔らかい人しか取り組めないという誤解です。
ヨガでは、その種類によってアーサナと呼ばれる
さまざまなポーズ(姿勢)を身につけなければなりません。
ヨガの経験のない人にとっては、
いかにもアクロバット的で自分にはできそうもないと感じるケースは少なくありません。
そうしたことから、二つ目の誤解は生じたものでしょう。
なかなか正しいアーサナができないことに執着したり、
他の人と比較したりすることにはまったく意味がありません。
ゆっくりであっても継続して練習、
すなわちヨガに取り組むことに意味があるのです。
体の硬い人ほどアーサナに取り組む時間が長くなるということは、
それを通じて自分の体についてより多くのことを知ることができます。